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さくら☆ブルキナファソ

ごみ

突然ですが、綺麗な花でしょ?!
職場前に咲いている花です。
ごみ_d0175536_5185886.jpg


そして、この花の下は、こんな状態。
ごみ_d0175536_5242182.jpg


ゴミの話です。

日本では、曜日毎に、違う種類のゴミが回収され、
ゴミの分別も当然の事のように行われています。
それは、
ゴミ箱があるから、
ゴミはゴミ箱に捨てるように教えられているから、
ゴミを回収してくれる人がいるから、
ゴミ回収、処理、リサイクルのシステムがあるから。

ブルキナファソでは、今、ゴミ問題が大きな問題になっています。
もちろん、今私のいる、ポでも。
「汚い」を通り越しています。

職場前の普段私が通勤で使う道約3mほどのゆるい坂道の写真です。
(右側に最初の写真の花。)
ごみ_d0175536_5245915.jpg


この坂を下っていくと、地面には、いろんなものが落ちています。
ごみ_d0175536_5253164.jpg


見えないところにまで。
ごみ_d0175536_526238.jpg


坂を下り終えると、ゴミの山が。。。
近辺の人が、ここに、ゴミを捨てに来ています。
ごみ_d0175536_5271628.jpg


写真の中に見える黒いもの。
ビニール袋です。
少し前は、鍋や袋を持参して買い物に出掛けていたのが、
このビニール袋が普及した今では、何でもこのビニール袋に入れます。
便利だから、使っていいんです。
でも、そこら中に捨てちゃいけません。
でも、ゴミ箱がないんです。

驚くほど、当たり前のように、みんなゴミをどこにでも捨てます。
私の同僚(教育省県局職員(元学校教員)
=エリート=教育を受けてきた人達+大人=見本・手本)は、
ゴミ箱がある県局前で、
食べていたバナナの皮を、ポイッと。
買い物してきたビニールの袋をポイッと。

初めの頃は、色々思う事をどう伝えようか考え、黙っていました。
でも、同僚とだいぶ関係が出来てきた最近では、
「何か落としたよ。」
「ゴミ箱、3歩位のところにあるよ。」
「この、バナナの皮、○○って名前が書いてある。」
などなど、冗談まじりで言っていたら、
以前に比べてだいぶゴミ箱に捨てるようになりました。
県局前で、見知らぬ人がゴミをポイ捨てしているのを見かけると、
同僚が大きな声で「拾って!」「県局前汚さないで」と言ってくれるようになりました。

そんな中、「面倒くさいなぁ」「みんなどこにでも捨ててんじゃん」と言い放つ
一人の同僚に、ある朝、こんなことを言われました。
「子どもと仕事するんだから、子どもに言えばいいじゃん」と。
確かに、私は、子どもと仕事する。
子どもと仕事をするからこそ、いい見本でいたい。
なぜなら、子どもは大人の真似をするから。
大人の真似をして、いい事も悪い事も学んで、大人になっていくし、
自分はやっていないのに、子どもにはやらせる、
そんな大人は、私が子どもだったら嫌いだなぁ。
自分の身近な人、例えば、家族とか友達が、ゴミをゴミ箱に捨てているのを見たら、
自分もそうしようと、自然と子どもたちは思うものだと思うよ。
こんな風に私は思うよ、と伝えたら、
この同僚、「そうだけど。。。」といいながら、
目の前で、持っていたビニールの袋をポイッと。。。
癖になっているんだ、と思いました。

その日の午後、この同僚が、ゴミをゴミ箱に捨てた瞬間を目撃しました。
なんだか、とても嬉しくなって、
「今、もしかして、ゴミ箱に捨てた?」
「すっごい、いい事したじゃん!」と午後中誉めまくって、
「嬉しいなぁ」
「今、○○がゴミ箱にゴミ捨てたの見た?」と午後中、色んな人に言っていたら、
少し照れ笑いを浮かべて、
「当たり前の事じゃん。」と、ポツリ。

別の日、ゴミ拾いをした事があります。
周りの人がどういう反応を示すか、見たかったから。
小学校の子ども達、路上生活児童と一緒にゴミ拾いを企画しているので、どんなものか一度自分でやってみようと思ったから。
する事がなかったから。

周りの人の反応は。
-「汚い」とただ通り過ぎて行く人
-「なんでゴミ拾いしてるの?汚いじゃん」など、色々質問してくれる人
-「一緒にやるよ」と言ってくれる子ども
-ただ無言で見物している人
-「変な日本人がいる」と笑う人

実際にゴミ拾いをしてみて。
-見ているだけで気分が悪くなるほど、汚かった
-話しかけてくれたり、色々聞いてきてくれたり、「手伝うよ」と言ってくれたり、ただ見ているだけでも興味を示してくれたという事が嬉しかった
-目に見えるゴミだけじゃなくて、掘っても掘っても出てくるゴミの量に驚いた

ポを少しでも綺麗にしたいです。そのために、
今そこら中に散乱しているゴミを拾う
ゴミはゴミ箱に捨てる習慣を付ける
ゴミの量を極力減らす(ビニール袋を出来るだけ使わない)

まずは、自分が、そして、身近な所から少しずつ、
ゆっくりポの人たちのペースでやっていこうと思います。



by sakurauno | 2010-10-06 05:33 |

青年海外協力隊 平成22年度1次隊 ブルキナファソ 青少年活動日記
by sakurauno

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